バイクインプレ日記

KSR-Ⅱ(1994)インプレ

KSR-Ⅰは50ccでKSR-Ⅱは80cc

 

乗ったシチュエーション

2008年頃購入して1年半ほど所有。かつて海老名にミニバイクサーキットがあってほとんどそこでの使用。富士のショートコースで開催された走行会でTボーンクラッシュをくらって廃車。

 

ポジション 取り回し

言うまでもなく軽い。体感的には電動アシスト自転車くらい軽い。取り回し楽々。足つきベッタベタ。

ポジションは、小さいんだけど身長180cmが乗ってもまあなんとかなる程度。ハンドルが高いので上体の自由度が高いのが大きい。これがNSR50あたりだとかなりきついから。

ちなみにステップの位置が低くすぐに擦ってしまい、さらに寝かすとブーツの小指側のスライダーを擦ってしまう。コースで乗ってたらスライダーがなくなってブーツに穴を開けてしまったことがあった。

 

エンジン

タコメーターがないので具体的な回転数は分からないが、割と低中速寄りだった気がする。なので街中での発進なんかはあんまり気を使わなくてよかった。高回転までとくにストレスなく回るものの、NS50Fあたりと比べて排気量分の1.6倍速いかと言われるとそうでもない。調べたところによるとチャンバーの容積が50と変わらないらしくてそれでフン詰まり状態だったのではないかと推測。社外チャンバーに変えればけっこう違ったのかもしれない。とはいえ2ストなんでかなりいじったNSF100とそんなに変わらない程度には速かった。スピードメーターが110km/hまで刻んであるだけど、その程度は余裕で出せた。

 

ハンドリング 車体

見てわかるようにこの小ささなので軽くてめちゃくちゃ小回りが利く。スクーターと同じくらい。ジムカーナーでけっこう人気があったのも頷ける。

ただこの軽さがけっこう曲者で、普通二輪以上の大きさのバイクと同じ感覚で乗るとコーナー前で減速しすぎてしまって寝かす際にふらついたりする。前述したミニバイクサーキットみたいな所やジムカーナーだったらさほど気にならないものの、普通の峠ややや大きめのサーキットを走ったりするとけっこう戸惑う。当時YZF-R1も所有してたんだけど、R1なら膝が擦れるような峠でこいつだとうまく乗れなくてこんなに車高が低いにも関わらず膝擦りできなかった。前述したクラッシュも富士のショートコースという普段走ってるコースと比べるとかなり大きなサーキットで、どう走っていいか分からずに不用意にインについたら後続車に突っ込まれたという感じだった。

ハンドリング自体はこういうタイプのバイクでどうこういうものでもないと思うが、スクーターに比べるとやっぱり剛性感は高かった。NS50Fよりもしっかりしてる感じはあったかな。

 

ブレーキはごく普通。車体が軽いので、サーキットで使うにしてもパッドを変える程度で十分。

 

サスはまあまあ固めで、コーナーの途中の荒れた部分に乗っても特に不安はなかった。

 

まとめ

2ストらしさにはやや欠けるものの、パワーがあって軽くて面白かった。こういうのでミニバイクサーキット走るのは本当に楽しい。余裕があればまた買ってコースを走りたい。