バイクインプレ日記

KSR110(2004)インプレ



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乗ったシチュエーション

2023年秋にヤフオクで安く出てたのを落札。足回り中心に修理して乗っている。今のところ街乗りだけ。いずれはミニバイクコース走行やジムカーナーなどもやってみたい。

 

ポジション

見ての通りの小ささなので足つきはベタベタ。

とは言え180cmでも後ろめに座ればそんなに窮屈感はない。

 

ハンドルは高くて近い、スクーターやカブみたいなポジション。

 

ステップはNSR50あたりと比べるとシッティングポジションに対してやや前寄り。

 

シートが前下がりな上に滑りやすい表皮なのでブレーキングのたびに尻が前にずれる。また当時のバイクに多い柔らかすぎるシートなのでリアサスの動きが分かりにくい。

 

エンジン

同じ自動遠心クラッチということで、かつて乗ってたカブ90を比較対象とすると、思ったより低速トルクが太く発進には苦労しない。上も思ったより伸びる。このクラスで20ccの差は大きい。125ccならもっとパワー感があるのだろうが。

 

最高速は多分90km/hくらいは出そうだが試してないのでわからない。

 

気になるのはシフトフィーリング。カブはシフトアップはもちろん、シフトダウンでもアクセルをあおってやれば変速ショックは感じなかったが、KSRはどうもそのあたりが良くない。シフトアップではどう操作しても1速から2速への変速時はショックがあるし、シフトダウンもチェンジペダルを踏み込んだ状態(クラッチが切れた状態)でアクセルをあおって回転を合わせてもギクシャクしやすい。自動遠心クラッチの作りに関しては明らかにホンダの方が一枚上手だ。

 

ハンドリング 車体

これといって特筆することのない、スクーターのような軽いハンドリング。ただ昔乗ってたKSR80と比べると多少フロントが重いような印象を受ける。

 

サスは、フロントに関してはオーバーホールしたついでにオイルをノーマルが10番のところ15番にしてオイル量も増やしているのでノーマルとは違うだろうが、ちょっと突っ張り気味。

リアもノーマルがオイル漏れしていたのでキタコのものにリプレイスしてるが、こちらはややフワついている気がする。ただ先述したとおりシートが柔らかすぎるので、サス単体では評価できない。

 

ブレーキはフロントは効かなさすぎ。デイトナの赤パッド(これしか社外品がない)に変えたが多少マシになったものの満足できるレベルには到底達しない。聞くところによるとKSR80よりディスク径が小さくなっているらしい。エンジンブレーキが効くからいいということなのか。

話が逸れるが、ブレーキに関しては排気量に関わらず一定の水準を保ってほしいものだ。それは別に全てのバイクに対向4ポッドキャリパーを装備しろとかそういう話ではなくて、例えば時速40キロから決められたトルクでレバーを引いたら何メートル以内には止まるということだ。小排気量だから制動距離が長くていいというものではないはずだ。

 

まとめ

コカしても懐も心も痛まないセカンドバイクということで敢えてボロをオークションで買ったのだが、想定通りなかなかに直しがいのある車体である。ただ素性は悪くなさそうなので、オーバーホールついでにパーツを変えていけばいいものになりそうだ。

まずはブレーキ、それからシートをどうにかしたい。