バイクインプレ日記

NS50F(1987)インプレ

https://www.honda.co.jp/news/1987/2870204.html

初めて乗ったバイク。同じ水冷2スト50のRZ50と比較しながらインプレ。

 

乗ったシチュエーション

1回目は1989年に買って1年ほど乗った。これが人生初のバイク。街乗り100%。2回目は2010年に保安部品なしのレースベース車両をヤフオクで購入。3回ほどミニバイクサーキットで走行。セッティングをミスって焼き付かせてしまい廃車。

 

ポジション 取り回し

前傾緩めのごく普通にスポーティーなポジション。RZ50の方がやや大柄だった。

足つきは180cmで両足裏ベタベタ。カブと同じくらい。誰でも乗れる。

取り回しは軽量なので言うまでもなく軽いのだが、最初に乗った時は自転車に比べてでかくて重いのでびっくりした。

 

エンジン

RZ50に比べるとかなり低速トルクが細い。RZはさほどクラッチワークを気にしなくても発進できたが、NSはかなり回転を上げて発進しないと後続車にクラクションを鳴らされることがあった。初心者だから下手だったというのもあるだろうが、後にミニバイクサーキットで走らせても同じ印象だった。

高回転では若干伸びがいいような気もするが、同時に乗り比べたわけではないのではっきりとは分からない。まあそんな程度の違い。どっちもリミッターカットだけで100km/h近く出せた。

ちなみにミニバイクサーキットで走らせたときはミッションがコーナーに合ってなくて、1速だと低すぎるし2速だと高すぎるという場面がしばしばあった。同じコーナーをKSR80だと余裕で2速で回れたんだが。小排気量で30ccの差はでかい。いつか2速で回れるようにファイナルを変更しようと思っている矢先に焼き付いてしまった。

 

ハンドリング 車体

特別優れたところがあるわけじゃないが、癖がなく乗りやすい。このクラスで癖があるハンドリングのバイクって聞いたことないけど。

RZは曲がるのに多少ライダーのアクションを要求するのに対して、NSは目線を送るだけでも曲がってくれるような印象。ホイール径の違いからか寝かし込みもRZの方が少し手応えがあった気がする。こんな小排気量車でもヤマハとホンダのハンドリングに対する考え方の違いが垣間見られるのは面白い。個人的な好みではRZの方が好きかな。

 

サスはかなり柔らかめだけど、サーキットでハイグリップタイヤ履かせても特に問題はなかった。イニシャルを調整してやるとアクセルを開けた時により曲がるようになった。

 

ブレーキは効きもコントロール性も可もなく不可もなくといったところ。パッドをいいものに変えればサーキットでも十分使える。

 

まとめ

最初の一台としてはベストチョイスだったなと今では思う。本当に乗りやすかったしバイクの基本を教えてくれた。エアロデザインは今見てもかっこいいと思う。このバイクのあと試験場で小型二輪を取ってCBX125Fに乗ったんだけど、最高速以外はNSの方が速かったんじゃないかな。

僕が高校生の頃はこんなのに乗ってるのがたくさんいたんだけど、今の若い子はバイクなんて興味ないからなあ。バイクの値段も上がっちゃったしね。ちょっと寂しいけどまあこれも時代の流れだ。