バイクインプレ日記

FZR1000(1987)インプレ

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乗ったシチュエーション

2003年頃にヤフオクで購入。半年ほど所有。市街地7割、ワインディング2割、高速1割くらいで使用。

 

ポジション 取り回し

ポジションは最近のバイクと比べるとかなりハンドルが遠い印象。そんなに低くはないんだけど、それなりに前傾姿勢になる。このハンドルの遠さは45°も前傾したエンジンのシリンダーによるところが大きいだろう。

このシリンダーのおかげでエンジンの前後長が長く今時のバイクと比べるとマスが分散している。なおかつエンジンの搭載位置も高いので重心も高め。そのため取り回しは乾燥重量204kgより重く感じる。一度立ちゴケしちゃったことがあるんだけど、重心が高いせいで全然持ち上がらなくて近くにいた人に助けてもらった。後にも先にも一人で起こせなかったのはコイツだけ。

足つきはよく覚えてないけど、このクラスとしてはいい方だったと思う。

 

エンジン

3000回転以下は使い物にならない。4500回転くらいから実用的になってきて6000回転くらいからが本領発揮。今では大したことないかもしれないけど、135馬力は強烈で、

リアタイヤが160と細くなおかつツーリングタイヤだったので交差点からの立ち上がりでちょっと大きく開けたらズルっときたことが2回くらいあった(コケはしなかった)

あと振動がけっこうあった。具体的な回転数は忘れたけど、上まで回せば消えるんだけど、よく使う領域でけっこう手が痺れた思い出がある。

 

ハンドリング 車体

ヤマハらしい安定性重視のハンドリング。低速でも舵角のつき方が穏やかで切れ込むこともなく安心して乗ることができる。昔からヤマハのハンドリングは常に一般道での安定性を重視してたんだね。

寝かし込みは穏やか。サーキットを速く走るには向いてないけど、公道では扱いやすいと思う。レーサーレプリカっぽい見た目だけど性格的にはツアラーに近い。

 

ブレーキはイマイチ効きが悪いうえにタッチもイマイチだった気がする。ヤフオクで落としてそのまま乗ってたので整備が不十分だった可能性はあるけど。

 

サスはよく覚えてないけど、硬くはなかったと思う。やっぱりツアラーっぽい感じなんだね。

 

まとめ

今時のバイクと比べると完成度はイマイチだけど、ハンドリングの良さは光るものがあった。高重心のものがゆっくりゴロッと寝る感じはオフ車とかフロントが大径の旧車に近い感じがする。ただエンジンの低回転での粘りがないので市街地ではやや気を使ったな。エンジンの低回転での粘りがもう少しあればかなり優秀なオールラウンダーになったと思う。