以前、250ccで初心者におすすめのバイクを記事にしましたが、
今は教習所で最初から大型を取ることもできるので、最初の一台に大型バイクを選ぶ方もいらっしゃると思います。そこで今回は排気量問わず、最初の一台におすすめのバイクを記したいと思います。
あくまで私がこのブログを書き始めてから乗ったバイク限定ですので、車種に限りがあり、また偏りもあると思いますが、メディアと違いメーカーに忖度しない素の感想ですので、信憑性には自信があります。
評価の基準はいつも言ってるように「乗って楽しめるか」です。
それでは行ってみましょう。
第5位 MT-07
個人的にはナンバーワンなのですが、エンジンのツキがアクセルを開けた時も閉じた時も非常にいいので、初心者の方にはやや難しいと感じるかもしれません。
しかし軽量な車体や素直なハンドリングは初心者の方にもおすすめできるポイントです。
第4位 CRF1100L
いきなりリッターバイク?!と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、CRFはハンドリング、エンジンともに非常に扱いやすく、仮に最初の一台に選んだとしても後悔しないと思います。DCT仕様ならさらにとっつきやすいでしょう。
弱点はほとんどないのですが、強いて言えばやはり車体が大きいことでしょうか。初心者の方には車体が小さく軽い方が不安感が小さいのも確かです。しかしシート高は低く、慣れてしまえばどうということはないと思います。
第3位 ニンジャ650
パワーの出方がMTほど鋭くなく大変扱いやすいです。ハンドリングもゆったりしており神経質なところがないです。カウルがありつつハンドルはさほど低くないので街中から長距離ツーリングまで使える万能性も持っています。
弱点としては、シートの前下がりが強いのが気になると言えば気になるかなというくらいです。
第2位 ジクサーSF250
非常に楽しいバイクです。最初の一台にこれを選べばバイクに乗る楽しみを堪能できると思います。扱いやすく使いきれるエンジンパワーやスポーティーでありながらクイックすぎないハンドリングなどバイクを楽しむためのエッセンスが詰まっています。ややスポーティーな前傾ポジションですが、YZF-R25やニンジャ250よりもハンドル位置は高く、街中で乗っても疲れないと思います。
弱点はほとんどありませんが、最初の一台ならもう少しハンドルが高い方が扱いやすいかもしれないです。ただ、気になるようでしたらハンドルアップスペーサーなども売っているようですので、そういったもので対処してもいいかもしれません。
第1位 VTR250
現行車でないので申し訳ないのですが、乗って楽しいという点では、最初の一台としてこれ以上おすすめできるバイクを私は知りません。低回転で粘りがあり、高回転でも吹け上がりの鈍らないエンジン、安定感と軽快感が絶妙にバランスしたハンドリング、どんなシチュエーションにも対応するポジションなど初心者から上級者まで誰にでもおすすめできるバイクです。しかも壊れません。街乗りからジムカーナー、サーキット走行まで対応できる万能バイクでもあります。
新車では手に入りませんが、2017年まで販売していたので程度のいい中古も多いです。前期型でも性能としては十分です。
しかし一点、唯一絶対の弱点があります。それはABSがついていないこと。いざという時にABSほど頼りになる装置はないです。パニックブレーキにおいてフロントをロックさせずに最大の効力を発揮させることはプロのレーサーであっても至難の業です。力任せにブレーキを握りさえすれば最大の効力を発揮できるのは初心者のみならず全てのバイク乗りにとって安全面において絶大なアドバンテージをもたらします。エアバッグや自動ブレーキを装備できないバイクという乗り物においては唯一のアクティブセーフティーでもあります。
今回は「乗って楽しめるか」という基準で選んだのでVTRを1位にしましたが、ABSが装備されていないのは正直痛いです。これからバイクを買うのであればやはりABSが装備されているバイクを選ぶことをおすすめします。