バイクインプレ日記

WOLF250(1988)インプレ

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(また写真がないのでこちらhttps://bike-lineage.org/suzuki/250gamma/wolf.htmlから拝借)

 

乗ったシチュエーション

2000年にヤフオクで買って2004年まで所有。僕にしては長く所有してた割にあんまり乗らなかった。街乗りが8割で残りの2割がワインディングと高速。

 

ポジション 取り回し

かなりの前傾。'02R1よりハンドルが低いかもしれない。これでもガンマよりは起きてるらしいから、当時のレプリカがいかにイカれたポジションだったかって話だ。ちなみに僕のは前期型だったんだけど、後期型はステップがもう少し前方に変更されたらしい。

足つきはスリムな車体と低いシートで良好。

取り回しはハンドルが低い分ちょっとやりにくかったかな。今のバイクみたいにマスが集中してないから車重の割に重く感じたしね。

 

エンジン

低速トルクは細くて5000回転以下は使い物にならない。回せば猛烈なパワーで、7000回転以上からがこのエンジンの本領発揮。二次曲線的ないかにも2ストって感じの加速をする。

一応、SAECっていう排気デバイスがついてるんだけど、初期型TZR250みたいなはっきり切り替えポイントが分かるような感じではない。

 

燃費がめっちゃ悪くてリッター10キロくらい。

 

アクセルが重くて振動も激しいからお世辞にも快適とは言い難いが、それはそれで味と言えるのかもしれない。

 

ハンドリング 車体

舵角のつき方は極めて控えめながら、アクセルを開けると良く曲がる。個人的にはとても好きなタイプのハンドリング。寝かし込みは2ストらしく軽い。エンブレの効きが弱いから無駄なバックトルクがかからないのも寝かし込みの軽さにつながってるのかもしれない。

僕はトップブリッジをインパルスのものに変えて、バーハンドルにしてたんだけど、そうするとフォークの突き出しが増えちゃって、フルボトムするとフォークのアウターとアンダーブラケットが当たっちゃうほどだったんだけど、あんまりハンドリングは悪化しなかった。やっぱり軽いバイクは車体が変化してもハンドリングの変化が小さいね。

サスはそんなに硬くないんだけどダンピングが効いてないのか荒れた道では跳ね気味。フレームも硬いしシートも硬いから乗り心地は非常に悪い。この辺は'07SV650にも似てるけど、SVよりサスの動きはだいぶ悪い。

ブレーキは、僕のはガンマのホイールでダブルディスクにしてたんだけど、ノーマルのシングルでも良く効いた。

 

まとめ

ハンドリングは悪くないし、エンジンもパワーがあったんだけど、いかんせん公道じゃ乗り味が硬くてね。初期型TZR250がストリートでも乗りやすかったのとは対照的。そんなわけであんまり乗らなかったんだけど、今時のバイクにはない魅力があったとも言えるかな。