30年近く前のバイク、しかも改造車のインプレとか誰得なんだって話ですけど、まあ自分への覚え書きってことで。
改造点
吸排気系は完全ノーマルで、足回りを色々やった。
①ホイール:CBR400RR(NC29)用
フロントはCBRのカラーでポン付け。でもメーターギアが使えなくなるので、CB-1のスプロケットカバーを使ってスプロケから速度を取る必要がある。あとディスクもNC29用に変える必要があったはず。
リアは行きつけのバイク屋さんでワンオフのカラーを作ってもらって装着。このカラーも昔はカスタムショップから販売されてたりしたけど、今調べたら見つからなかった。今ならワンオフするしかないな。厳密に言うとチェーンラインを揃えるとリアタイヤが数ミリ右にずれるんだけど、乗った感じ全く影響なかった。
ちなみにリアだけならNC39のものがポン付けで可能(フロントはかなり加工が必要)。リアを太くしたいだけならそれもありかも。3本スポークのデザインもNC31と同じだし。160タイヤもチェーンケースをワッシャーとかでオフセットすればいける。リアタイヤは7mmくらい右にずれるけど操安にはほぼ影響ないらしい。
②フロントフォーク:VFR400R(NC30)用
ウイニングランの延長キットを利用して装着。それでもノーマルより長さが短くなっちゃって、15mmくらい前下がりになってたはず。
③リアサス:オーリンズフルアジャスタブル
ヤフオクで落とした中古。最初オイルが漏れてたんだけど、いつのまにか直ってた。オイルなくなっちゃったのかな(んなわきゃない)。
④フロントキャリパー:VFR400R(NC30)用
フォークがVFRになってるから当然ポン付け。ノーマルのフォークにもナップスから出てたサポートで取り付けられた。
⑤シート:ノーマルをベースに、スポンジを硬いものに交換したうえで整形し、前下がりを軽減。表皮も滑りにくいものに変更。
⑥その他:カーボンフロントフェンダー、メッシュブレーキホース、プラスミューのフローティングピンでフロントディスクをフルフローティング化等。
乗ったシチュエーション
2006年に中古で購入して改造。2013年まで乗ってた。今までで一番長く所有したバイク。用途は8割がワインディングで、あとは市街地と短距離のツーリング、サーキットが少々。
エンジン
ホンダの直4らしく上から下までウルトラスムーズ。特に8000回転以上はなかなか。扱いやすすぎてつまらないという人もいるようだけど、乗りやすくて良く回るんだからそれ以上を望むのは贅沢ってもんだ。
ほぼノーマルだけど、最初期型はフライホイール が重くて低速でのピックアップが悪い(その分せわしなさがなくて楽なんだけど)のでそこだけNC39のものに変更。でもあんまり変わらなかった気がする。
ハンドリング 車体
良くも悪くもノーマルとはだいぶ違う。
ノーマルはフロントの妙な切れ込みがあったが、そういうのはなくなった代わりに寝かし込みが重くなった。
それとアクセルを開ければ普通はバイクが起きてくるが、開けても寝っぱなしで、起こすためにはそのためのアクションが必要になった。
いずれもタイヤの空気圧を上げれば(前後2.5くらい)だいぶ解消するが、あんまり面白いハンドリングじゃなかった。
サスはフロントについては、カートリッジ式はビギニングの動きが良くてなおかつ奥で踏ん張るから、乗り心地もいいし攻めても安心感があった。ノーマルとは大違い。
リアはオーリンズと言えど中古で抜けてたので、そこまでノーマルと差がなかった。
ブレーキはノーマルの片押し2ポッドからVFRの対向4ポッドになって効きもコントロールも良くなったけど、ノーマルも悪くはないのでサーキット以外なら変えなくてもいいかも。
まとめ
今思えば色々いじったけどあんまり面白いバイクにはならなかった。それでも飽きっぽい僕が7年も乗ったのはスタイルが気に入ってたから。
ちなみにこのバイクで筑波を走ってたんだけど、1分13秒くらいしか出せなかった。うーん、遅い。まあ言い訳させてもらうと、400の直4ネイキッドってパワーがそんなにない割に重くてホイールベースも長いからけっこうタイム出すの難しいんですよ。