交換の動機
以前マスターシリンダーをラジアルマスターに交換したのだが、その際にホースの取り出し口が変わってしまい、ノーマルのホースのままではつながらないため、下のようなエクステンションを用いて取り付けた。
しかしそれでも写真のようにかなり強引な取り回しになってしまい、
精神衛生上よろしくないのでブレーキホースを交換することにした。
他車種流用でホースの長さやバンジョーの曲げ、捻りがピッタリ合うものがあればいいんだけど、探すのが大変なのでショップでステンメッシュをオーダーすることにした。
MT-07のフロントブレーキホースはマスターから左キャリパーに入り、そこから右キャリパーに分岐する「h」型なので、hの縦棒に相当する部分だけ交換する。それでも目的は達成できる。
取り付け作業は問題続出
ブレーキホースを一本交換するくらい簡単だろうと思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。
まず普通にバンジョーと油圧スイッチ(マスターに機械式スイッチがないので使っている)を着けると、ハンドルを右に目一杯切った時に油圧スイッチの頭がタンクに当たる。
やむを得ず油圧スイッチをもう少し頭が低いタイプに交換してみたがそれでもやはり当たる。
仕方ないので写真のように油圧スイッチをマスター側ではなくキャリパー側に装着して、マスター側はバンジョーだけにしてもまだダメ。
結局、薄めのバンジョーと短めのバンジョーボルトを使うことでギリギリ干渉を回避することができた。
ホース一本の交換だけなら作業時間1時間半、パーツ代込みで15,000円くらいで済むはずが、6時間くらいかかって料金も全部で30,000円くらいかかってしまった。
交換後の感想
月並みだけどタッチがかなりかっちりした。ラジアルマスターのコントロール性の良さがさらに引き出せるようになった。半分だけの交換でもけっこう効果があるもんだ。
今はスイッチが油圧で、タッチに悪影響を及ぼしているうえにかなり握らないとブレーキランプが点灯しないので、今後はスイッチを機械式に変えたい。