乗ったシチュエーション
2000年から半年くらい所有。ほとんど市街地で高速と峠が少々。
ポジション 取り回し
今の250スポーツに比べるとややタンクが長くハンドルが遠い感じがするが、低くはないのでさほど前傾にはならない。
足つきはめちゃくちゃ良くてスクーター並。80年代から90年代のバイクは総じてシッティングポジションが低いよね。
シートが柔らかいのに面積が小さいのでお尻が痛くなる。柔らかいからサスの動きも分かりにくかった。
取り回しは車重153キロなので軽いけど、今のバイクほどマスが集中してないので、ニンジャ250とかR25と比べると重く感じると思う。
エンジン
上から下まで実にスムーズ。ミッションがVTシリーズで最もクロスしてるうえにローギアードなので80キロくらいまでの加速は同排気量のマルチより速いかもしれない。
ハンドリング
どうもフロント周りが重いうえに低速で切れ込んでくる。多分リアが太すぎるんだと思う。
寝かし込みもフロントの切れ込みが邪魔して妙に重い。試しにリアを130にしたらフロントの重ったるさは変わらないものの寝かし込みはずいぶんマシになった。やっぱり無駄に太いタイヤは害悪でしかないな。
サスは最初買った時に完全に抜けてたんで新品に変えてもらったんだけど、それでもそんなに良くなかった。ちょっと柔らかすぎるしダンパーも不足気味。乗り心地はいいけど峠ではやや頼りなかった。
ブレーキは効きもコントロール性もどうしようもない。キャリパーに対してマスターの径がでかすぎ。パッド交換必須。
まとめ
当時は乗りやすさの代名詞みたいに言われてたけど、個人的にはそこまでじゃないと思った。多分CBRの方が乗りやすかった。ただエンジンは抜群に良くて250ながらツインらしいレスポンスの鋭さを感じさせてくれた。VTRがスパーダのエンジンをそのまま載せてたらもっといいバイクになってたと思う。
世界初のアルミキャストフレームや最近のバイクに見られるようなショートテールなど時代を先取りしたバイクだった。